しまけん5回目
〜執筆中ー
島で小学生に対する私塾を始めた。すでに5回目。
小学校3年4年5年の男女に1時間半の授業を週一でしている。
内容は書かない。
このアクションは、明らかに、キャリアを積んだ美術家の次のステップとして美術大学の先生になることへの、自分なりの抵抗/反抗ではあった。ただ、それは今考えると、美大生に対する教育への疑問ではなく、小学生に対する可能性に期待してるのだと思う。
たださらに別の角度から考えると。僕自身がもっと自分の可能性を見たいから、だと思う。
まだ、自分を歴史化したくない。何でもない流動的な自分で居たいから。
極端に言うと「まだ、消防士にもなりたい」しなれると思っている自分を消したくない、と言うか。美術のキャリアに頼りたくないと言うか。
つまり、僕の美術のキャリアが通用しない全然未知の小学年との世界に自分を放り込む。美大生に美術を教える先生になることによって、自分の活動の展開の可能性が閉じてしまうのではないかと言う恐怖だろう。
僕の目標は、10年後、僕との経験が何か別の形で芽が出ること。それは絵が上手いとか美術に興味を持つとかではなく、クリエイティブな八百屋さんになるみたいな、自分だけの仕事を見つける底力の一つになってほしいと思っている。
来週は何しようかな。
2021.9.30