再定住のための移動/migration for reinhabitation
東京のシェアハウスを出ました。
東京を完全撤退移住!みたいに思われてしまうといけないので、
今回東京を離れる理由を書きます。
9月19日〜9月末 台湾(グループ展の為の滞在)
10月1日〜11月末 ベトナム(滞在制作)
11月末〜2月上旬 青森(滞在制作)
2月上旬〜 別の制作
有り難い事に、9月より色々な場所に滞在しながら制作することになり、9月から来年3月までは東京の拠点/家がそこまで必要なく。シェアハウス自体その為に短期用に滞在していたので、東京の荷物をまとめました。安くても5万円程度の部屋を借り続けるには、この作品滞在制作スタイルと合わない。もちろん東京に拠点を残したいし、滞在制作はなんとか生活は出来るが、東京に無人の部屋を借り続けるまでの余裕はない。
旅人のような出で立ちだと言われる。ただ、今年のこのバタバタした生活を越えて、来年4月から新しい生活を始めたい!と、ずっと思ってきている。
2007年、パリに行くため、彼女と井荻の家を出て、それ以来、移動の多い日々。
やはり、沢山の友人のいる関東で、友人を家によべるような生活をはじめたい。それが探している生活/家かなぁ。
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人々が再定住することーすなわち、将来の長い期間にわたって、自分の住んでいる場所にコミットしているかのように生活し考えることーを要求されている。これはある程度原始的なライフスタイルに戻ることであるとか、あるいはユートピア的な地方主義に回帰することを意味するのではない。それは、簡単に言えば、コミュニティに参画し、地域で生活するだけでなく、地球社会から学びそれに貢献することも可能になるような、サステナブルで洗練された経済的実践のありようを探求することを意味する。
『惑星の未来を想像する者たちへ』ゲーリー・スナイダー、p310、山と渓谷社
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ゲーリー・スナイダーをそこまで知っているわけではないですが、
今の自分のスタイルを”ノマド”と言われてしまうし、言い返す言葉もないけど、移動/移動の生活のみに未来を見ていない。前から言ってるけど、自分の生活/家を見つけたい。そしてそれは、物質的な家ではなく、東京という土地でもなく、人との繋がりがとても重要な気がしている。なんだか”人/繋がり”とは胡散臭い言葉だけど、
人との繋がりを生む事の出来る場所/拠点が再定住先ということかな。
もちろん住み心地やいろんな条件もあるけれど。
では、一曲。
1978年、生まれた年ですね。
ゴダイゴでガンダーラ。
2011-09-02 10:20