関門
昨日は今度のイベントの許可申請と下見をかねて、門司と下関にだいや君と行った。
下関で平楽寺くんと会う。商店街の彼んちのタバコ屋さんの中で話をした。ちょくちょくお客さんがタバコを買いに来て、あのタバコ屋の小窓からタバコとお金を交換している。
タバコ屋の話、町の話、モノを作る話、家族やルーツの話。。今後に繋がるとても濃い話ができた。
本州の西の端っこのちょっと廃れた商店街のタバコ屋は、表はもちろんタバコ屋だが、裏から入ると彼の作業場兼ギャラリーと、リバーシブル空間。展示作品について話を聞く。来週は地元の郵便局跡でイベントを開くそうだ。東京とかじゃなくて、自分の場所をここに持って(ある意味縛られつつも)、制作しながら、発信しながら、活動している。
タバコは年々売れなくなるし、それには歯止めは利かないだろうと彼は言う。(それは写真でいうフィルムのように)値段は高騰し町では喫煙場所は減る一方。今よりもっと趣味的にたしなむ傾向は強くなるだろういう気がする。
町のタバコ屋はどうなるのだろう。
8月から滞在する(管理人をする)大阪のアーティストの宿泊施設に利用される空き家は、もとはタバコ屋で。何か考える事が多い。
自分とかと近い世代の友人は、内面的な自分探しとかじゃなくて、自分らしい住処を求めている人は結構多い。どこで暮らすか…。
土地と住民を縛った慣習を、すぐには取り壊せないだろうから、探しながらさまよっているんだと思う。けど、一軒家を持って一人前!みたいな考えは明らかに薄いし、とにかくみんなさまよってるんだと思う。
下関では地元の歴史を研究している野村さんと喫茶店でお話をする。
下関駅ビルでタンクトップを3枚買う。
学校帰りの高校生で込み合う電車に揺られて、1時間半、ひとり湯田温泉駅下車、友人たちがシェアするの住処へ。
明日からは
山口市内のレストラン&バー「ハブ」で、ランチタイムに働く事になった。ウェイターです。
移動→滞在→制作→移動
という感じのアーティストって結構いると思うけど、
結局費用は、作品を売るか、助成金をとるか、別の仕事でためるか、だれかにもらうか…、そんなところ。
今回、地元でリアルに働ける(さらにその場所で展示も計画中)のは、作品制作を考える上で、本当にいい経験だと思っていて、仕事として普通にしっかり働きたいと思っている。紹介してくれた友人、理解ある店長赤池さんに感謝。なんとマカナイ付!食職降臨です!
なんか、写真は撮ってるけど、少しプロジェクト系作品に触れたり作ってみる時期なのかもしれないな。でも、参加型プロジェクトだからって、アウトプットの形は、やりっぱなしじゃなく、単なる記録を残すのではなく、しっかりと落とし込むプロジェクトにしたいですね。
2009-07-17 12:30