【お知らせ!】

2011年3月14日 20:49 下道 基行 */?>

こんにちは。
まずは、今回の東北太平洋沖地震で罹災されたみなさまにお見舞い申し上げます。
さっき岩手の友人から自分も家族も大丈夫だという連絡が入りました。
まだまだ不安な日は続きます。

今、東京では、地震の直接的な影響はないのですが、すぐ近くでの被災地の映像、そして自分の無力さに呆然としつつ、今日から仕事など日常がスタートする違和感、原発の情報の不足、電気の不足などを、肌で感じています。外国人アーティストが不安がっていて、日本人アーティストで食事や情報のケアを行っています。ツイッターとユーストリームの早さと素晴らしさと、情報過多と煽られる感じに不安も感じます。


Gallery αMではじまったイベント&展示『Re-Fort Project Archive』がすべて中止になることに決定しました。

こんなにも沢山の人に手伝ってもらい、自分としてもこれからさらに展示やトークを通してたくさんの経験をしたいと思っていた矢先だったので、本当に本当に本当に残念です。そして、一緒に展示を行ってくれた方や展示に期待してくれていた方には申し訳ないと思っています。
ただ、このような状況だからこそ、見えてくる事や考える事があり、ゆっくりですが、静かなワンダーサイトで考えています。いろんな意味でさらに先に進むしかないと思っています。

大阪でのグループ展『絶滅危惧風景』は大好評で開催してます。おそらく、この展示は妙に元気づけられる展示だと思いますよ。見てない人は是非!
この展示会場では、現在別の意味で話題が吹き出してきているDVD『Re Fort PROJECT5』も販売してます。ご覧頂いて感想など聞かせて頂ければ幸いです。(jataniさんへの文章は現在かれこれ5時間以上向き合っていますが…しばしお待ちを)


こういうコトをblogで書くのはいけないのかもしれないけど、
自分自身思いつきで行動するのですが、すぐに物事を判断したりするコトがあまり得意ではなく、飲み込むのに時間がかかります。(だからフィルムカメラを使っていたり、作品のアウトプットにも数年かかってしまう)それは悪い事ではないと思っているのですが、最近のメールやツイッター等での会話には上手く付いて行けないの場合もあります。ただ、情報を取捨選択しつつ、よく考えた上で最上の判断ができればと思っています。
そしてこういうと誤解をうけてしまうのかもしれないけど、
イベントや展示が中止になり、外出を控えるような、現在の東京のこの状況下で、自分自身、急がしかった最近では出来ていなかった、ゆっくり自分と対話する時間を持っている気がしています。
また、近いうちに会いましょう。

陶芸をやっている友人は棚が崩れて大変だった思います。計画していたイベントが中止になってしまった友人もいます。家やオフィスがぐちゃぐちゃになってしまった友人もいます。未だに交通網や電気や水の供給がなく大変な思いをされている方も沢山います。大切な人を失った人達の映像をたくさん見ています。

僕は東京にいます。
脳はぐるぐる動いていますが、体は空いています。
自分に出来る事が何かあったら連絡ください。
では


2011-03-14 10:58