台湾から帰国
ベトナムから帰国して、大阪→名古屋へ一週間。
その後、台湾に鳥居の取材に行ってきました。
もう何度も台湾へは来てしまっているし、前回は展示を作るために滞在して友人もできた。
最近、台湾へはじめて旅行した時の様な驚きは減っている分、居心地の良さが増えている気がする。
けど、たぶん、休日を使って目的地/観光地を急いで巡る様な旅は、自分の場所を離れ旅先に自分の居場所のない/地に足がつかない場所を求めている感覚はある。それはまた自分の場所に帰る喜びを得るための目くらましのようなものかもしれないし、言い換えると見慣れた居場所から一時期離れることが旅なら、もう一度見慣れた居場所に帰ることを前提に成り立っているのだろう。
ただ、この自分の居場所ではない/旅先に、友人や行きつけのお店ができると、少し自分の居場所を与えてもらっている感じがある。それは、日本の別の都市であっても、台湾であっても、ベトナムであっても、フランスであっても、ふらりと近くを通りかかった時に、ふらりと会えて、食事をして、互いの近況を話したり、くだらない話ができるコトや場所。ただ、通り過ぎるだけではないということかもしれない。
そして、また成田空港に帰ってきた。
やはり東京には自分の家はなくて、それは2008年にフランスから帰国したときと同じ状況が続いている。
ただ、空港まで向かえにきてくれた友人がいて、それもフランスから帰国した時と同じ光景で、そこには新しい家族が増えていて、見るたびに成長していて、いろんなお互いの近況の話しをして、夜に友人が美味しい食べ物を持ってふらっと遊びにきて……、それが物質的な意味ではなく言えるなら、こういうところの総称が自分の居場所/ホームなのかもと思ったりする。
そして、僕もそういうところがとても必要だし、それをより素晴らしいところにするってのが、まぁ、なんだろう、、なんだろうね。
2011-11-23 11:23