HOME-MADE STORY 1
ワークショップ「HOME-MADE STORY1」では、参加者それぞれの家(HOME)で宝物を探してもらいました。プライベートで些細な秘密(STORY)の発表会です。
まずは、事前にその宝物が家に置かれた普段の状態を写真に撮ってきてもらいます。そして、ワークショップのはじめに、実際に家で見つけた宝物そのもの(持参できるものだけ)をそれぞれテーブルの上に出してもらい、みんなで鑑賞します。
次にワークショップの概要を説明し、各自モノに詰まったストーリーを書き出してもらいます。ここでゆっくりと考える時間をとり、最後の発表に向かいます。発表は大きなモニターにタイトルがあらわれた後、ランダムに映された各自の写真にその場で声を入れていきます。参加者はモニターでそれぞれの写真を見ながら、同時に声でそのストーリーをたどります。発表後、最後にみんなで感想や意見等を交換して終了しました。
このワークショップは、日常に隠れている自分や色々な人の記憶を、もう一度見つめ意識することを試みました。それは普段誰にも話さない些細なストーリーです。それはおそらく今後、何気ない日常の風景やモノ、さらには誰かのつくった作品等と対峙する際、少し踏み込めんでモノの観察するための、大切なきっかけのひとつになるのではないかと考えています。
IN 秋吉台国際芸術村