[ 旅をする本/Toraveling books ]
2009 / 2011
[旅する本 2011/traveling books 2011]
準備中
[旅する本 2009/traveling books 2009]
フランスに1年間滞在し、帰国の準備を始めた頃。
本棚に並ぶ文庫本を日本へ持って帰るか、古本屋に売ってしまうか迷っていた。
知らない異国の地で大切に読んだ日本の文庫本たち。
これらの本に図書カードと説明を付けて、友人やヨーロッパ旅行で出会った人に譲る事にした。
《書き込み用のブログ》を作ると、たまにいろいろな場所から書き込みがあった。
《書き込み用のブログのコメント欄》
『ノーザンライツ』
Commented by 下道 at 2009-05-25 12:06 x アドリア海に面した城塞都市、クロアチア・ドブロヴニクを離れる前日、旧市街のメインストリートの水のみ場で出会った女性に手渡しました。
Commented by なつ at 2009-05-28 18:01 x
ノーザンライツはルーマニアのサプンツァ村で次の人の手に渡りました。なかなか日本人に逢うことがなく、日付を記入すると受け取ってからちょうど1ヶ月がたっていました。ここのところ田舎町を転々とさまよってきました。下道君と出会ったクロアチアでのツーリスティックな日々が同じ旅とは思えないほど前の事に感じます。私の身体同様、旅する本も大分くたびれ、少し補強しました。なぜなら、この1ヶ月に何度も感動を与えてくれたこの本に、少しでも長く旅を続けて欲しいと願うからです。
Commented by Nair [E-mail] at 2010-03-20
To Mr. Shitamichi
The book "Northen Lights", by Michio Hoshino is still travelling around he world (arrived to South America last december).
The picture attached shows the book on the city center landmark at Sao Paulo, Brazil.
The book is now with my sister, who works in the japanese consulate in Sao Paulo. I think there are a lot of potential readers and travellers close to her but at this moment, she's "the reader of the moment". I'm sure the book will keep travelling - the person who gave me the book, miss. Miho, was expecting to make the book leave Europe and go to other continents. And here we are now.
Mr. Shitamichi, your project had inspired me a lot. Actually, I'm also gratuated in arts and I was travelling through Europe, trying to find my way to the future when I met "Northen Lights". It gave me hope and a extra push to follow something I would define as a "call": the art field.
Glad for being part of this project and wishing all the best,
Nair Sasaki
『津軽』
Commented by 下道 at 2009-06-10 16:48 x
「恐山に登りたい!」と、青森一人旅行を計画していた女性に東京で渡しました。
Commented by mami at 2009-06-21 10:21 x
青森はどこも人がいなくて、旅人なんてもっての他の状況。
恐山なんて貸し切りでしたノ。
そこがまた良かったのですがノ焦りました。
でもどうしてもちゃんとした所?でしっかり手渡したかったので
時期を見計らっていたら、最終日になってしまいました。
いよいよ帰路目前の県立青森美術館の出口にてやっとすれ違った
十和田からやってきた東京在住の旅人に手渡しました。
強行旅程で美術館巡りをしている方でした。
旅人に渡してくれる事をお約束しました。
奇しくも手渡せた6月19日は太宰治生誕100年のその日でした。
良い課題をありがとう。
Commented by shin at 2009-06-22 00:51 x
青森で受け取り、現在東京の目黒に本が来ています。
この本がどこに行くか、楽しみです。
Commented by 下道 at 2009-06-26 22:21 x
>mamiさん
ありがとう。
また、旅の話を聞かせてくださいませませ。
>shinさん
はじめまして。
偶然にも太宰の特別な日だったみだいで。すごいですねぇ。
今は青森から東京へ来たんですね。
次もよろしくお願いします。
近所の友人でまわすのも良し、旅に行く人でもよし、電車や飲み会で隣になった人でも良し。本に面白い旅をさせてくださーい。
Commented by shin at 2009-07-31 15:09 x
本が僕の手から旅立ちました。
実家名古屋の旅好きの母に受け継ぎました。
名古屋から、また未知の土地へ旅していって欲しいです。
早速母は本を読み始めていました。
しっかりと次につながるように監視しときます。
『カスパの男』
Commented by 下道 at 2009-05-09 02:02 x
大阪に引っ越すという友人にパス。
Commented by O皮 at 2009-12-11 14:47 x
これから欧州/アジア/アメリカ/南米に長期旅行するという大阪在住のアグレッシヴな女子にパス。
Commented by moto-michi at 2010-01-03 23:28
>O皮さん
ありがとう!!!!!!
どこへ行くのでしょう
『トゥルー・ストーリーズ』
Commented by tomo at 2009-10-19 23:54 x
2009年の3月末、山口で受け取りました。旅をする予定が延び延びになり、半月以上経った10月。
パリの街並みを眺めながらノートルダム寺院の塔の上で知り合った日本人女性に渡しました。
彼女は、作者のポール・オースターが好きだという。偶然、いや必然だったのだのかなぁ。
またどこかで誰かから「旅する本」を受け取りたいなぁ、と、思う。また旅したい。
Commented by Naoko at 2009-11-02 20:25 x
パリでこの本を受け取りました。
ノートルダム寺院の塔は、一気にたくさんの人が上に出られるほど広さがないので、入り口で20人ぐらい?ずつ入場制限があります。本当は私の前で切られそうだったのだけど、私の後ろが中国人の団体さんで、ガイドさんが「この人だけ日本人だから、先に行かせてあげてよ。僕説明できないし」と係りの人に言ってくれたおかげで、tomoさんに出会えたし、本も受け取れました。オースターっぽい偶然の出会いですよね。
30代後半の勤め人なので、自分もそうしょっちゅう旅行できないし、バックパッカー的長旅に出る知人もいないのですが、1週間まえ、渋谷のスタバで、少なくとも今年中には旅に出る予定の友人に渡しました。頼むよ?。
Commented by moto-michi at 2010-01-03 23:31
>tomoさん
>Naokoさん
何か素晴らしい出会い、そして書き込み、うれしく思います。
その本がまた「渋谷のスタバ」でまた誰かの手に渡るノ。なんかいいですね。。
『沈黙』
Commented by 下道 at 2009-05-09 02:04 x
パリに遊びにきた友人がスペイン旅行に持っていきました。
Commented by 佐藤 尚理 at 2009-05-10 09:08 x
パリで受け取りその後スペイン巡礼の旅を歩きスペインのサンティエゴ デ コンポステーラからのポルトガルのポルト行きの電車の中で知り合った方に渡しました。
Commented by 下道 at 2009-05-10 18:46 x
パリ→スペイン→ポルトガル かぁ。。
ポルトガル行ってみたいなぁ。
ありがとね。
『この国のかたち』
Commented by 下道 at 2009-05-09 02:00 x
パリで旅行中の方に手渡す。
Commented by zwei at 2009-06-12 16:53 x
帰国中の飛行機の中で読みました。かなりのタイミングでキラーパスが飛んできた感じでした。
帰国後の琵琶湖の空が特別なものに見えた。
京都にてこれからフィンランドへわたるという友人にパス。その後のよい旅を願う。
「既にそこにあるもの」
Commented by 尚理 at 2009-05-10 09:12 x
パリで受け取りその後スペイン、ポルトガル、モロッコ、を旅行してドイツで知り合った美大生にわたしました。
Commented by 下道 at 2009-05-10 18:45 x
ナオミチ君、お久しぶりです。
ありがとーー!ナイスパス!!
以前、ヨーロッパを旅行中にホステルで出会った日本人旅行者と交換した文庫本は、今でも自宅の棚にあって、偶然手に取る度にその旅の記憶がよみがえってきます。本を読んだ時間や、風景や出会った人の事…。
最近では小説や文章はウェブサイトでも読めます。でも、「本」はその内容や物語を超えて、物体/オブジェとして、旅や生活の「記憶や時間をため込む装置」になっているのではないかと思います。
この『旅をする本』は人から人へ渡りながら、人と旅とをつながいで、移動していきます。そしてそれぞれの旅や風景や出会いの記憶や本との時間はこの本にため込まれていくでしょう。
(メモや落書き等はご自由にどうぞ!)
そして本が旅をはじめた日付から1年ほど経った頃お持ちの方、下記の僕のメールアドレスにご一報いただけますと助かります。
最終的には、戻ってきた本を手に、この本を手にした人達の旅の記憶を拾い集め、『旅をする本/traveling books』として一冊の本にまとめたいと思っています。(今度はバイリンガルで!世界を旅する本に)
是非メルアドを、「図書カード」に書くか、本を渡された方と交換してくださいますとうれしいです。下記のホームページの「TRAVERING BOOKS」コーナーには書き込みも是非。ご協力よろしくお願いいたします!
本と共に素晴らしい旅を!
exhibition[ 旅をする本/Traveling books ]
倉敷市立中央図書館 Kurashiki city library
2010.Nov